尾道正家 | 三原正家

天平時代から千三百年続く尾道の旧家 其阿彌家 三原派の刀匠や刀鍛冶の歴史的資料を公開しています。 平成13年(2001年)8月15日15:45開設

種    類 詳    細 時 代 刃長(約 cm) 茎 長 所有者又は保管場所
反り 目釘穴
御 物(ぎょぶつ) 太刀 島津家伝来
銘 正家
鎌倉 71.2 --- 宮内庁三の丸尚蔵館
2.8 2
御 物(ぎょぶつ)
  調査中
刀 毛利家伝来
銘 正家
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種    類 詳    細 時 代 刃長(約 cm) 茎 長 所有者又は保管場所
反り 目釘穴
国の重要文化財 ① 太刀 浅野家伝来
金象嵌銘「大三原」 本阿弥光徳
南北朝 80.9 --- 東京国立博物館
1.2 2
国の重要文化財 ② 太刀 毛抜形太刀
銘 備州尾道五阿弥長行
室町後期 60.0 21.1 岡山県立博物館
2.6 1
国の重要文化財 ③ 太刀 毛抜形太刀
銘 備州尾道五阿弥長行
室町後期 60.6 21.1 岡山県立博物館
2.2 1
国の重要文化財 ④ 太刀 毛抜形太刀
銘 正光
南北朝 61.4 20.2 岡山県立博物館
2.3 1
国の重要文化財 ⑤ 太刀 毛抜形太刀
銘 正光
南北朝 61.4 20.2 岡山県立博物館
2.2 1
国の重要文化財 ⑥ 太刀
銘 備州住兼重作
南北朝 93.8 27.8 ニ荒山神社
3.03 1
国の重要文化財 ⑦ 太刀 大太刀
銘 備後国住人行吉作
南北朝 142.4 --- 厳島神社
7.0 1
種    類 詳    細 時 代 刃長(約 cm) 茎 長 所有者又は保管場所
反り 目釘穴
国の重要美術品 ① 太刀
銘 備州住應安」 以下切
室町前期 二尺四寸二分 --- ---------------
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国の重要美術品 ② 太刀
銘 備州住正家作
------ 二尺四寸四分強 --- ---------------
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国の重要美術品 ③
金象嵌銘「正家磨上光徳(花押)」
------ 二尺八分 --- ---------------
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国の重要美術品 ④
伊達家伝来金象嵌銘 正家
推定3000万円
南北朝 二尺三寸五分 七寸 個人蔵
七分
国の重要美術品 ⑤
無銘 伝正家
------ 二尺三寸四分 --- 旧 徳川家達(いえさと
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国の重要美術品 ⑥ 太刀
銘 備州住正廣
------ 二尺三寸六分 --- ---------------
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国の重要美術品 ⑦ 太刀
銘 備後住正」 伝正廣
鎌 倉 二尺二寸八分 五寸五分 旧 近衛文麿(近衛家)
現 (財) 陽明文庫
八分
国の重要美術品 ⑧ 太刀
銘 備後国住
------ 二尺三寸六分 --- ---------------
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国の重要美術品 ⑨ 太刀
銘 備州住正廣作
------ 二尺三寸五分 --- ---------------
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国の重要美術品 ⑩ 太刀
銘 備州住正廣作
推定2350万円
南北朝 二尺六寸七分 --- ---------------
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国の重要美術品 ⑪ 太刀
銘 備州住正廣
------ 二尺三寸四分八厘 --- ---------------
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国の重要美術品 ⑫ 太刀
銘 正廣
------ 二尺三寸 --- ---------------
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国の重要美術品 ⑬
無銘 伝 三原正廣
推定1200万円
------ 二尺三寸五分 --- 個人展
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国の重要美術品 ⑭ 刀 蜂須賀家伝来
無銘 伝三原
------ 二尺二寸五分五厘 --- ---------------
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国の重要美術品 ⑮ 刀 庄内藩主酒井家伝来
無銘 伝三原
------ 二尺三寸五厘 --- ---------------
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種    類 詳    細 時 代 刃長(約 cm) 茎 長 所有者又は保管場所
反り 目釘穴
特別重要刀剣 大太刀
銘 正
明治42年10月27日寄贈
南北朝 101.7 29.9 靖国神社遊就館蔵
3.15 4
種    類 詳    細 時 代 刃長(約 cm) 茎 長 所有者又は保管場所
反り 目釘穴
重要刀剣 太刀
銘 備州住正」 広以下切
三井家旧所蔵品
推定2800万円
南北朝 72.6 21.7 個人蔵
2.0 2
種    類 詳    細 時 代 刃長(約 cm) 茎 長 所有者又は保管場所
反り 目釘穴
その他 ①
朱銘「三原」
第八代将軍徳川吉宗の御刀
鎌倉~
南北朝
70.9 19.4 江戸東京博物館
1.8 2
その他 ② 太刀
銘 正家
第十一代将軍徳川家斉の御太刀
鎌 倉 48.1 19.1 徳川美術館
1.2 3
その他 ③
金象嵌銘「三原」 本阿弥光忠
第九代将軍徳川家重の御刀
南北朝 50.0 20.9 徳川美術館
1.9 3
その他 ④ 小サ刀(脇差)
無銘 貝三原
室 町 53.3 13.6 徳川美術館
1.2 2
その他 ⑤
無銘 木梨三原
尾張徳川家八代宗勝所持
室 町 49.9 15.4 徳川美術館
0.6 2
その他 ⑥ 脇差
無銘 三原
松平通温所持
室 町 34.5 13.3 徳川美術館
0.6 2
その他 ⑦
磨上追銘(すりあげおいめい) 正家
鎌 倉 56.7 18.4 徳川美術館
1.8 3
その他 ⑧
金象嵌銘「松平武蔵守利隆用之」
姫路藩主池田利隆所持
岡山県閑谷神社伝来
南北朝 70.2 --- 東京国立博物館
2.6 2
(内1箇 忍穴)
その他 ⑨ 打刀(脇指)
無銘  伝三原
毛利元就所用(細直刃でやや短めな実践重視の刀)
室 町 49.0 12.9 毛利博物館
山口県指定文化財
1.1 3
その他 ⑩ 太刀
無銘  伝三原
豊臣秀吉の御太刀
南北朝 71.9 19.2 長野市立真田宝物館
長野県宝
2.1 3
その他 ⑪ 脇差
無銘  伝三原政廣
毛利隆元奉納
室 町 46.3 11.6 厳島神社
1.2 1
その他 ⑫ 太刀
無銘  伝三原
彦根藩主井伊家二代直孝の指料
鎌 倉 70.2 1.6 彦根城博物館
18.5 2
その他 ⑬
金象嵌銘「三原」
平成7年頃に献納されたもので、元々は太刀ですが擦上げて刀になっています。
南北朝 74.2 20.6 熱田神宮宝物館
2.2 3
その他 ⑭
無銘 伝三原 名物鯰尾(なまずお)三原
細川幽斎所用
【鞘書】幽斎公御剱 鯰尾三原
鎌倉~
南北朝
67.6 --- 個人蔵
--- 3
その他 ⑮ 脇差
大摺上無銘三原作
伝細川幽斎所用
【桐箱の墨書】藤孝公
南北朝~
室町初期
59.1 --- 熊本県立美術館
0.9 1
その他 ⑯ 太刀
銘 備州住正広
本多家伝来
鎌倉末期 68.8 18.2 千葉県 塚本美術館
2.0 4
その他 ⑰
銘 備後国三原住人藤原貝正則
室町末期 71.02 --- 佐賀県 祐徳博物館
2.7 1
その他 ⑱ 短刀
銘 備後国住一乗作/応永十八年八月日
犬山城主成瀬家伝来
室 町 25.8 --- 個人蔵
内反り 1
その他 ⑲ 脇差
銘 備州住兼安/応安二年三月日
備前池田家伝来
室 町 33.0 --- 個人蔵
0.3
その他 ⑳
無銘 伝 古三原
南北朝 72.3 --- 岡山県総社市
 百射山神社蔵
0.8 ---
その他 ㉑ 短刀
銘 備後国住左兵衛允正光作「文和三年三月日」
旧山内家蔵
室 町 九寸八分五厘 --- ---------------
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その他 ㉒ 短刀
備州三原住正近作「大永八年二月日」
室 町 四寸二分五厘 なし(切る) ---------------
--- 一つ半
その他 ㉓ 脇差
備州尾道辰房重貞「長享二年十月日」
室 町 一尺二寸一分 (生ぶ) ---------------
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尺・寸・分の計算方法
1尺≒30.3030cm(100cm×10/33)、1寸≒3.0303cm(1尺の1/10)、1分≒0.3030cm(1寸の1/10)
刃の長さ 2尺3寸5分の場合、2.35×30.3030=71.21205 約71.2cm となります。

注意:保管場所に所蔵されている太刀、刀剣は、保管場所の都合により常時見学できるとは限りません。なお、数字は概算です。

其阿彌秀文調べ 2009年(平成21年)1月1日~現在 

豊臣秀吉の時代から金象嵌(きんぞうがん)の銘は、無銘や本来の銘があった刀を大磨上(おおすりあ)げした茎(なかご)に鑑定銘を入れる際に用いられた方法です。なお、無銘で作られたままの姿が残っている生ぶ茎(うぶなかご)の場合は、朱銘(しゅめい)にするという決まりがあります。